太政官日誌・明治2年62号


太政官日誌 明治二年 第六十二号
明治己巳 六月二日
東京城第二十五〈賞典五〉
○六月二日〈壬寅〉
御沙汰書写
桂太郎
昨年賊徒掃攘之砌、軍務勉励、職掌ヲ尽候段叡感不浅、仍為其賞二百五十石下賜候事
○ 和田五左衛門
右同文
○ 中村半次郎
昨年賊徒掃攘之砌、軍務勉励、職掌ヲ尽候段叡感不浅、仍為其賞二百石下賜候事
○ 岩村精一郎
右同文
○ 牧野群馬
昨年賊徒掃攘之砌、軍務勉励、遂ニ於若松戦死之段、深不憫被思食、仍為祭粢二百石下賜候事
○ 片岡源馬
昨年賊徒掃攘之砌、軍務勉励、職掌ヲ遂候段叡感被為在、仍為其賞五十石下賜候事
○ 各通 三宮耕庵
芳野昇太郎
新井陸之助
山県小太郎
宮川助五郎
右同文
○ 上田雄一
昨年賊徒掃攘之砌、軍務勉励、職掌ヲ遂候段叡感被為在、仍為其慰労、目録之通下賜候事
○ 山本登雲助
右同文
○ 中井範五郎
昨年賊徒掃攘之砌、軍務勉励、遂ニ函嶺之役横死之段、深ク不憫ニ被思食、仍為祭粢料目録之通下賜候事
○ 上田楠次
昨年賊徒掃攘之砌、野州出張戦死候段、深ク不憫ニ被恩食、仍為祭粢料目録之通下賜候事
○ 田辺嘉三郎
昨年賊徒掃之攘砌、軍務勉励候段、神妙被思食、仍為其慰労目録之通下賜候事
○ 各通 吉岡伝衛
島村左伝次
四宮逸作
磯部寛一郎
松尾但馬
平川和太郎
栗屋市太郎
磯部鹿之助
河田精之亟
飯田種彦
中川秀之助
淵川忠之助
田村乾太左衛門
島津登
石田栄吉
野村要助
平井小左衛門
大村右衛門
村山源七
中尾栄吉郎
安村桜太郎
内田鎌三郎
樺山忠左衛門
西郷慎吾
白井良三郎
土倉修理介
荒尾駿河
二見一鴎斎
岩村左内
市川鐘次郎
沢四兵衛
唯九十九
佐藤嘉七郎
三雲為一郎
飯田竹次郎
浅野弁蔵
大田銈太郎
田中治人
根占才之進
徳岡衆祐
大野忠右衛門
藤村四郎
田中太郎左衛門
松平源太郎
右同文
○ 西尾遠江介
昨年賊徒掃攘之砌、軍事精勤之段、奇特被思食、仍為其慰労、目録之通下賜候事
○ 各通 田崎敬助
岩崎誠之助
森左馬介
竹野虎太
山本次郎
長谷川邦之助
松島和助
河田弘蔵
大山壮太郎
上野他吉郎
牟田口徳太郎
筑波小次郎
米山半兵衛
樋口干城
秦泰之進
納富郁太郎
林馬太郎九
磯谷小右衛門
豊永貫一郎
木呂子善兵衛
杉山新五左衛門
花房勝之進
岩上角右衛門
藤川能登
安永又吉
大谷斧次郎
熊谷武五郎
和田藤之助
西直八郎
岸良彦七
添田清左衛門
中安泰治
井石忠兵衛
松田二郎兵衛
朝倉孫右衛門
永山巳一郎
管野覚兵衛
馬渡作二郎
鎌田英三郎
福島礼助
藤村録平
高津慎一
右同文
○ 井後最中
昨年賊徒掃攘之砌、軍事尽力之段、大儀被思食、仍為其慰労、目録之通下賜候事
○ 各通 大音竜太郎
柴山文平
橋本正人
大口荘左衛門
渡辺祐次郎
福岡喜四郎
平方治三太
多々良勝吉郎
平阪信八郎
田辺健輔
横手文之進
津金甲太
三田早馬
酒井元右衛門
松浦多門
白井良吉
杉岡勇馬
近藤大右衛門
大河原作兵衛
中村謙太郎
関新平
石井大作
光増三郎
館山善左衛門
岡本路之輔
堀江提一郎
吉田俊男
徳久幸次郎
三宅寅之助
森鐘次郎
有馬意運
椋木順快
佐藤進
井口貫七
関寛斎
山科能登介
錦部内記
西池清彦
水田健吾
井上勝弥
坂場右馬介
松尾伯耆
中川対馬
松室伊予
祓川備中
池田荘三郎
加茂水穂
桑原虎次郎
小国覚之助
藤井源五郎
久野喜兵衛
鈴木孝平
右同文
附録
○ 軍務官
昨年賊徒掃攘中、断金隊官軍ニ属シ、各所遂戦争候段、神妙被思食、仍為其慰労、目録之通下賜候間、夫々分配可致旨被仰出候事
○ 同官
昨年賊徒掃攘中、元徴兵七番隊、奥州ヘ出兵各所遂戦争候段、神妙被思食、仍其慰労、目録之通下賜候間、夫々分配可致候事
○ 同官
昨年賊徒掃攘中、元第二親兵、北越ヘ出兵各所遂戦争候段、神妙被思食、仍為其慰労〈以下同文〉
○ 溝口伯耆守
昨年賊徒掃攘之砌、各所戦争死傷之者ヘ、目録之通下賜候条、夫々分配可致候事
○ 各通 井上六郎右衛門
鈴木董太郎
榊原専蔵
昨年賊徒掃攘之砌、軍事尽力之段、大儀被思食、仍為其慰労、目録之通下賜候事